合同会社or株式会社 会社設立するならどっちがオススメ?【解説】
■こんにちは、naoblogのだっちです。
今後法人を設立したい人『会社を設立したいけど、株式会社と合同会社どっちがいいのだろう?』
こういった疑問にお答えします。
☑️ 本記事の内容
・会社を設立する基準にオススメはない
・まずは会社の種類を知りましょう【知っておくべき前提知識】
・会社設立の流れを比較【合同会社と株式会社】
この記事をかいてる私は金融業界にどっぷりして5年、法人個人事業者合わせて300以上の企業様と関わらせていただきました。
TECH::CAMP(プログラミング教室)を卒業し、職業としては現在経営コンサルタント兼フリーランスエンジニアとして活動しています。
いままで節税、創業、M&A、事業承継、廃業と様々な経験を積み重ねてきました。
こういった背景のぼくが『合同会社or株式会社 会社設立するならどっちがオススメ?』をまとめました。
会社を設立する基準にオススメはない
結論として、どっちがおすすめという基準はありません。
それがどうしてかというと、
『あなたの設立したいと考える理想の会社像』によって株式会社か合同会社に細分化されるから。
つまりどちらが良いという基準はなく、将来的な会社の理想像がどちらに当てはまっているか。
個人的な見解ですが例えば私が、今会社を設立するなら合同会社を選択します。
それはなぜか? を簡単にかくと、
『株式会社は"規約がややこしい』『設立に初期負担額が大きい』『会社で資金調達、将来的に規模拡大を目指していない』
これらが私の状況から挙げられます。
それではまず会社の種類と知っておくべき前提の知識を書いていきます。
まずは会社の種類を知りましょう【知っておくべき前提知識】
まず前提知識として会社を大きく分けると2つ挙げられます。
それは株式会社と持分会社です。
株式会社はおなじみですよね。では合同会社はどこにあるのか?
それは持分会社の中にある合同会社、合名会社、合資会社の3つに存在しています。
ちなみに豆知識(雑学)ですが、有限会社を聞いたことはないでしょうか?
現在でもまだ見かける有限会社とは、現在設立することはできず、2006年の5月1日に設立することを廃止されています。
つまり現在も存在する有限会社は、最低でも14年の業歴があるということですね。
なので私は有限会社を目にすると長年経営されてる企業さんと関心しています。
合同会社は2006年の会社施行で生まれた会社形態なので、
有限会社がなくなり、合同会社という会社形態ができあがったというイメージで大丈夫です。
会社設立の流れを比較【合同会社と株式会社】
会社の違い
株式会社 | 合同会社 | |
設立費用 | 約20万円〜25万円程度 | 約6万円〜8万円程度 |
最低人数 | 1名 | 1名 |
社長のname | 代表取締役 | 代表社員 |
資本金の最低金額 ※1 | 1円〜 | 1円〜 |
個人的な主観 | 社会的信用度が高い | 自由度が高い |
※1資本金とは?
資本金を簡単に表すと、会社の体力(運転資金)です。
資本金は社会的信用にも繋がるため、侮れません!
といっても、経営が厳しい会社・役員報酬をとることに頭がいきがちな経営者はたくさんいます。
私は会社がうまく回っている時、資本増額していく会社は伸びていきます。
実際目にしてきた経営者さんがそうだったと肌で感じます。
資本金の最低金額は1円からですが、最低100万円当然あって然るべきだと感じます。
☑️ 注意点 ➡︎ 税負担がかかる
法人設立後、2年間の間は消費税が免除されます。ただしこれは、★資本金1,000万円未満が対象★
設立費用
設立に必要な費用内訳 | 株式会社 | 合同会社 |
登録免許税 | 約15万円 | 約6万円 |
定款作成 ※2 | 登記料 約2千円+※収入印紙4万円 | ※収入印紙4万円 |
定款証人手数料 | 約5万円 | なし |
合計金額(概算) | 約20万円〜25万円 | 約6万円〜10万円 |
※2 定款とは?
会社の目的や組織、運営等を定めた会社の根本的な規則のようなもの。必ず作成する必要があります。
☑️ 収入印紙
電子定款を作成する場合は、『収入印紙4万円は不要』となります。
ただし、電子定款はワード・EXCELでデータ保存するわけでなく、電子署名の添付やフロッピー等で保存する必要があります。
正直な話、ご自身で電子定款を作成すると時間がかかる点、お使いのPCにソフトを導入(別途費用がかかる)する点
これを考慮すると、任せてしまう方が賢いです。
☑️今だとPCやスマホさえあれば、だれでも会計ソフトを利用することができます。
鉄板の弥生会計ソフト・マネーフォワードクラウド会計・会計freeeなどがオススメできる会計ソフトです。
◀️一般的な年間基準価格は約2.5万円〜4万円程度。
✅ 登録免許税とは?
法務局で、会社登録を行うのに必要な手続きです。
株式会社の場合 → 資本金額 × 0.7% で計算されており、最低金額が15万円となっています。
合同会社の場合 → 資本金額 × 0.7%で同様に計算、最低金額が6万円となっています。
どちらを設立するか迷っている方へ
✅無難に株式会社を設立することをオススメします。
もちろん環境によりますが、基本的に会社の規模拡大を図るなら株式会社です。
株式会社の最大のメリットは資金調達の幅の広さ、合同会社との違いは株式の発行・譲渡による資金調達も可能であること。
というわけで今回の記事は以上となります。
あなたに合った会社設立ができるように、ご武運をお祈りしています。